京都ぶらぶら その３

先週の金曜日、また京都へ行きました。
今回は出町柳周辺です。



河原町からバスに乗り、百万遍へ。
まずは進々堂からスタートです。
ここには他にはない独特の空気が流れています。
須賀敦子さんのエッセーをお供にゆったりコーヒーをいただきます。
店内の撮影は禁止なのですが、使い込まれた長テーブルやベンチ・・・
場所柄京大生が多いのもあってアカデミックな雰囲気。
お店ってお客さんが作りあげていくものでもあるな～とここに来るたび思います。

進々堂　京大北門前　左京区北白川追分町８８　火曜日休み



しばしの休憩を終えると、百万遍の交差点へ戻り信号を渡ると
「かぎや政秋」という和菓子やさんがあります。
ここで「野菊」というお菓子をお土産に購入。
アーモンドの粉がはいった洋風の落雁です。ちょっと他にないお味でコーヒーとも相性が良いです。

かぎや政秋　左京区百万遍角　日曜日休み



続いて出町柳方面へ進み、細い路地を入ると今回の目的の一つでもある
「中村屋」さんがありました。
こちらは仕出し専門のお弁当やさん（といってもお稲荷さんとかっぱ巻きとお新香巻きの１種類のみです）
1人前840円で一つから注文することができます。
以前からずーっと食べてみたかったのですが
前日までに予約しておかなければいけなくて、なかなか機会がありませんでした。
電話した時にお店の方が場所を教えてくださったのですが、普通の住宅なので
教えてもらわなければきっとたどり着けなかったと思います。
本当はこのお弁当を糺の森で頂きたかったのですが
あいにくの雨模様だったので家まで持ち帰りました。
しみじみと美味しい・・・真っ直ぐで飽きの来ない味。
心に残る美味しさでした。

中村屋　左京区万里小路今出川上る　075-781-4048（前日までに予約）　　無休



お弁当を受け取ったら、出町柳の商店街をブラブラ
豆大福で有名な出町ふたばやお惣菜屋さんなどがあり、楽しいです。
そして、今回のメインイベント！
川口美術で開催されていた市川孝さんとマキマロさんの個展を見にいきました。
初日ではなかったので比較的のんびりしていて
市川さんの淹れてくださったお茶とお団子をいただきながらゆったり。
やはり見るだけでは済まずあれこれ悩んだ挙句、湯呑茶碗を頂きました。
今回はお茶周りの器が多かったのですが、どれも素晴らしかったです！
翌日、野菊と一緒に市川さんの湯呑でお茶をいただきました。
あ～美味しい！

そのあと、川口美術の店主さんとお話している内に骨董の目利きをあれこれ教えていただきました。
まずは初級も初級ですが、何よりも印象的だったのが
「良いと思ったら、どこが良いのか？をとことん追求する」ということ。
私は今まで「いいな～」と思っても感覚的にとらえるのみでしたが
それではいけないそうです。
とても親切に話してくださり、楽しいひと時でした。
骨董って難しい、敷居が高いと思っていたイメージがなくなりました。
でも、骨董と着物は好きになるとトコトンまではまりそう・・・

川口美術　左京区下鴨宮河町６２－２３　月・火曜日お休み（市川さんの個展は終了してます）

そして、最後は叡山電鉄にのって一乗寺駅降りたところにある
皆様ご存じの恵文社さんへ。私は初めて伺いました。
まず、本の品ぞろえがマニアック！
探していた「インド夜想曲」が平積みされるなんて、驚きました。
（こちらは須賀敦子さんが訳をされていて、読んでみたかったのです）
そのあとギャラリーをのぞくとＡｔｅｌｉｅｒ ＫＵＳＨＧＵＬの個展をやっていました。
初めて拝見したのですが、織りからご自身でされていてどれも素敵！
デザイナーご本人がいらっしゃって、オーダーメイドも可能と言われバッグをお願いしてきました！
12月頃には手元に届きそうです。

というわけでこの日は時間切れとなりました。

京都ぶらぶら 買い物編

京都をぶらぶら・・・
気がつけば両手に荷物が・・・

寺町通りの1本となり、河原町通りを上って丸太町通りをこえたところに
器やさん「草星　くさぼし」があります。
こちら以前から行ってみたかったのですが、先日ようやく伺うことができました。

こじんまりとしたお店の中にうつわやガラスが所狭しと置かれています。
白か焼き締めのシンプルな形ばかりで、一見地味かもしれませんが
見れば見るほど良さが伝わってくる、魅力的な器ばかりです。
こちらのセレクト、とても私好みです！
よく見ているうちに、次から次へと欲しいうつわを発見してしまいます。
悩みに悩んで、安藤雅信さんのオーバルプレートを買いました。
オーナーの方と歳も近いせいか、初めてなのに話がはずみ・・・
かなり長い時間を過ごしました。
大変お邪魔しました。また伺います。
うつわ　草星　河原町丸太町上る出水町266-9　木曜日お休み

器だけを撮るのもつまらないかと思ってお昼ごはんの半熟卵とお漬け物をのせてみました。
やっぱりチーズとかオリーブのせたほうがかっこいいな～



最近、食べすぎで胃の調子が悪いので昼は玄米粥にしました。
控え目にしたので、甘いものをモリモリ食べるぞ～



こちらは京都で買ってきた「北郎」の「お豆の旅」
生湯葉と椎茸、実山椒、じゃこを炊き上げた上品な味。
「お豆の旅」お茶目なネーミングだな～と思っていたら、藤山寛美さんが命名されたそうです。
お酒のお供にもおすすめです。

京都ぶらぶら その2

京都ぶらぶら、本日は寺町通りを北上しながら西へ東へ。
寺町通りには器に雑貨、骨董に古道具・・・
私はとても好きな通りです。



まずは、寺町通りから二条通りを東へ進みます。
写真は器ギャラリーの「sophora」
若手の人気作家さんの個展などが開かれていて、楽しめます。
常設の作家さんの作品もガラスに陶、漆器まで色々とそろっています。
個人的には11月にある鎌田克慈さんの個展が楽しみでもあります。
こちらは水曜日が定休日。

お向かいのアンティークショップをのぞいたらまた寺町通りへ戻ります。
・・・と角に素敵なビストロを発見。お腹もすいてきたしここでお昼を頂くことに。



パリの街角にありそうなビストロの雰囲気が漂います。
デジュネ（フランスだからランチじゃないのね）もお手頃価格でボリューム満点です。
いい感じのラフな雰囲気がとても気に入りました！
お店の名前は「Le Bouchon　ブション」です。木曜が定休日です。

満腹のお腹をさすりながら寺町通りを再び歩きます。
・・・と村上開新堂を発見。



あれれ？今日はお休みなんですね。
どうやら日・祝・第3月曜日がお休みのようです。
店内の雰囲気がなんともクラシカルで素敵なんですよね・・・残念。
ロシアンケーキ、昔ながらのお味で好きなんです。
味もさることながら包み紙がこれまた素敵！
こちらに限らず、京都の老舗はどこも包装紙のデザインがとても美しいですね。



通りにポツンポツンと神社やお寺があります。



そして、寺町通りから竹屋町通りへ入り少し歩くと「isis イシス」というお店があります。
ちょっとわかりにくくて、入りにくいかもしれませんが・・・中へ入ると素晴らしい世界が広がります。
手書きのジャワ更紗が京家の落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと飾られています。
その美しさといったら・・・
希望の柄や色目などを伝えると沢山ある中から色々と見せてくださいます。
（私は今は買えないです・・・と話したのですが、とても親切にしてくださりました。）
気の遠くなるような作業を経て作られている更紗。
本当に美しくて、うっとり夢のような一時を過ごさせていただきました。
isis 麩屋町竹屋町上ル　日・月お休み

心もいっぱいになったところで、お茶でもしましょう。
また寺町通りに出て少し来た道を戻ると一保堂があります。
一保堂に併設されている喫茶室「嘉木　かぼく」
お抹茶や煎茶に和菓子がついて、ゆっくりと時間を過ごすことができます。
お茶の時間は混んでいるので時間をずらしたほうが良いかもしれません。
こちらはお正月以外は営業されているそうです。

京都ぶらぶら その１

今週は京都強化週間。
といっても私だけです。

夏に3か月仕事で京都へ通ったことで、案外近いものだな～と感じるようになりました。
ですから、のんびりゆっくり欲張らずに京都を楽しむことにしました。
というわけで京都をぶらぶら、今回は阪急烏丸からスタートです。



今日はお昼に自宅を出たので、着いていきなり腹ごしらえです。
烏丸から堺町通りを北上、しばらく歩いているとイノダコーヒー本店があります。
旧館の雰囲気も素敵なのですが、お天気も良いのでテラス席にしました。
私が座ってしばらくしたらテラス席に他のお客様がいなくなり・・・独占状態です。
お昼ごはんは卵サンドとコーヒー（アラビアの真珠）です。
けっこうボリュームがありますが、パクパク頂きました。

本店の近くに三条店なるものもあるんですね。
烏丸大丸となりのイノダコーヒーは洋食もあるので、しっかり食事をしたいときはお薦めです。

お腹も満足したのでぶらぶら開始。
三条通り、姉小路通りにはお店やギャラリーが多くあるので東へ西へぶらぶら。


こちらはYMCAのあるビル1階にあったａｎｔｉｌａｃｔ3Dというインテリアショップ。
アジア系のエスニックな家具がありました。
私が興味をひかれたのはインド製のフックや金具、取っ手たち。
150種類以上！あるそうです。ここまでそろっているのは初めて見ました。

写真がないのですが、姉小路の便利堂というお店。
全国の美術館などのスーベニアショップで売られているポストカードを作っている会社らしく
お店いっぱいにいろんな美術館のカードが所狭しと置かれていました。
オリジナルカードも一部あります。

そして2軒隣の露地を入っていくと、「H2O」というギャラリーがあります。
月曜が定休日と知らず、ドアをガタガタしてみると奥から人影が・・・
グラフィック会社がオフィス横で運営されているギャラリーなんだそう。
定休日だというのに、ご親切に中を拝見させてくださいました。
ちょうど今は京都造形大学の3，4回生によるドンブ展を開催されていて
個性的で素敵なドンブリが並んでいました。
11月2日には「どんぶり茶会」なるお茶会も開かれるそうです。
面白そうですね。

彩席 ちもと

お彼岸で京都まで墓参りへ出かけました。
母親と二人だったので、お昼をどこで頂こうか・・・と考えて
以前、ルドルフさんのブログで拝見した
「彩席　ちもと」へ伺いました。
なんでも、一見さんお断りの老舗料亭「ちもと」の姉妹店で
料亭の味をカウンターで気軽に頂けるらしい。
お墓参りよりこちらのお昼に期待が高まります・・・

頂いたのは「彩点心」
写真のお料理に、宝楽焼というちもとさん名物の卵料理
ご飯、汁物、デザートがついていました。
ルドルフさんがお勧めだけあって、とっても美味しかったです。



あまりの美味しさに写真を撮り忘れ食べている途中の宝楽焼。
スフレのような茶碗蒸しのような・・・
また食べたくなる味でした。


京都らしい風情のある店構え。
店内もさりげないしつらえで、花のあしらいがとても美しかったです。

YAK＆ＹＥＴＩ

5月から京都へ3ヶ月限定で仕事に来ております。
5月は通勤となれない職場でアタフタしているうちに終ってしまい・・・
お昼も外へ出る心の余裕がなく、侘しく社員食堂で食べておりました。
（あのプラスティックの器で食べると、なんとも悲しい気持ちになります。）
6月に入ってようやく落ち着いてきたので
これからはお昼を河原町周辺に出て楽しむことにしました。

カテゴリーも新しく作りましたので
残り2ヶ月で何件のお店に行けるでしょうか？
楽しみです。

本日はネパールレストラン「ヤク＆イエティ」に行ってきました。
京都のお昼ごはんでエスニック・・・
通勤しているからこそ選べるお店です。
（観光だったら、やっぱり京のおばんざいとか食べたいですもん）



ランチはカレーのバリエーションかネパール風焼きそば（かなりそそられました）
頂いたのはカレーのAランチ750円。
チキン、野菜、日替わりカレーの3種類の中から選べます。
私は日替わりのほうれん草とチキンのカレー。
ごはんとナンがどちらもついてくるのが嬉しいです。
カレーは優しくマイルドなお味でした。



食後にチャー（ネパール風紅茶）150円もいただきました。
チャイと同じです。おいしいです。

おなかいっぱい、美味しかった！！

帰る途中で可愛い小物を売るお店に脱線。
絹の絞りで作られた小さな袋に目がとまりました。
絞りの色はたくさんある中から選べます。
私は白が気に入ったのですが、店頭にあったものは赤の紐がついてました。
赤も可愛いのですが、もっと渋い色のはないかな？と思い
お店の人に聞いてみると・・・
「お時間いただければ好きな紐の色で作れますけど、観光の方ですか？」と
言われました。
「いえ、仕事で京都に通ってますから待てます」と答えました。
ちょっとかっこいいでしょ？（そんなことないですかね）
で、金茶色の紐（黄土色みたいでしたけど）でお願いしてきました。
「来週くらいには出来上がってますから～」と言われて
「お支払いはいいんですか？名前言わなくてもいいんですか？」と聞くと
「あ～いいです～。また来てください」といわれました。

仕上がりが楽しみです。


YAK＆YETI
河原町通から御幸町通りを上がって3分くらい